先日入院していた父から、パンツのウェスト直しを頼まれました。
どうやら手術をしてからやせたようで、ベルトをしてもゆるいらしいのです。
そういえばめずらしくサスペンダーをしているなあと思ったのですが、いちいち面倒でしょうし、2本預かってウェストサイズのお直しをすることにしました。
メンズパンツは基本的にサイズ直しがしやすいようになっているので比較的簡単にできます。
ジーンズのようにベルトが上からかかっている物は無理なのですが、今回預かったのは礼服とチノパンで、両方とも後ろのあきがあるものでしたので大丈夫。
下の写真のように、まずズボンをひっくり返します。
ウェストの折り返し部分がめくれます。こんな感じで折り返しまで、左右縫い合わせてあるパンツはサイズ直しができます。
まずパンツをひっくり返してお尻の縫い目を合わせます。
この縦線をほどいて、直したい位置を縫い直すことになります。
最初にほどくのはウェストの折り返しです。
何箇所かとめてあると思うので作業しやすい場所までほどきます。
これから直すのはお尻の縦ラインですが、先にほどいてしまうと生地がずれやすくて作業が面倒なので、先に縫っていきます。
ウェストを開いて、しつけをします。
今回は全体で4cm縮めたいので、元のサイズから2cm内側にしつけをかけます。
お尻の下にいくにつれてなだらかにカーブさせました。
しつけにそってミシンをかけます。
上の写真ですが、内側の黒い糸が新しく縫った部分です。
ここは一番動く場所なので念のために往復して2度縫っておきました。
次に元のミシン糸をほどきます。
ほどいた後はアイロンで縫い代を割っておきましょう。
割ったウェスト部分が浮いてくるとごわごわするので、ぐし縫いで押さえます。
最後にウェストの折り返しを元通りにして、最初にほどいた位置を縫い直して完成です。
メンズパンツのウェスト直しは大体この要領で直せるので、十分家でできますし、お直しに出す費用も節約できますよ。
ミシンがなくて手縫いにする方は、お尻のラインは3回くらい縫うか、糸を2本取りにして縫うことをおすすめします。
パンツのすり切れを直すときにはズボンのすり切れどうしよう!?自宅で簡単・節約お直し術をご覧ください。
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