話題の水塩で料理がまろやかに!基本の作り方とアレンジを覚えよう!

健康と食事

私も大好きなNHKの朝イチで紹介していたのは、塩の使い方。

中でも「水塩」は常備しておくと便利な調味料として、家庭でも重宝しそうです。

これから話題になりそうな水塩の使い方をご紹介します。

伝統調味料「水塩」

「水塩」というのは、日本料理に伝統的に使われていた調味料のひとつです。

今回紹介していた日本料理の達人野永喜三夫さんは、塩の使い方で野菜の甘味とうまみが驚くほど引き立つと話していました。

例えば漬物でも、野菜に塩をまぶしただけの作り方よりも、水塩の方がおいしくなるといいます。

それは塩を水に溶かすことによって、野菜への浸透が一定になるから。
全体に素早く浸透することで、素材の持つ甘味やうまみがより引き出されるそうなんです。

毎回目分量で塩加減をしている我が家の浅漬けも、これからはいつもおいしくできそうな予感がします◎

早速分量と作り方を見ていきましょう。

「水塩」の作り方

塩  25g
水  500ml

<作り方>

1、水と塩を入れた鍋を火にかける

2、塩が溶けるまでひと煮立ちさせる。
完全に沸騰させなくても、ゆっくりと温める程度でも塩は溶けます。

粗熱を取って、完成!

とっても簡単ですよね♪

できた水塩をなめてみると、お!塩辛い。
塩分濃度は5%ですが、感覚では海水と同じか、それより塩辛い感じの味です。

もちろんそのままなめるものではありませんので、この濃さが素材の味を引き立てるのでしょう

水塩を作る時の注意点としては、天然の塩を使うことくらいでしょうか。
精製した塩よりも、粗塩のようなミネラルを含む塩の方がおいしいと思います。

この分量でできた水塩は、このように100均のドレッシングボトル2本にちょうど入る量でした。

できた水塩は、清潔な容器に入れて、冷蔵庫で1~2週間保存できるそうです。

使うたびに冷蔵庫から出し入れすると悪くなりやすいので、2本に分けておくと安心ですね。

先に使うボトルの頭にマスキングテープで印をつけておけば、どちらを先に使うかすぐにわかるのでおすすめですよ(^▽^)

水塩を使ったお料理

次は水塩を使ったお料理をご紹介します。
番組で紹介していたのは、「キュウリの塩もみ」と「和風コールスロー」です。

○キュウリの塩もみ
<材料>
キュウリ  80g
水塩  大さじ1

1、キュウリを輪切りにする

2、密閉できる袋にキュウリと水塩を入れる。
1分ほど袋の上から混ぜ合わせる

3、袋の口を閉じて、中の空気を抜く
キュウリが平らになるようにして冷蔵庫に入れる。

4、2時間ほどでキュウリがしんなりして浅漬けの状態になる。
達人によると、半日ほどたったころが一番の食べごろだそうです。

今回はキュウリを蛇腹に切ってから、もんでみました。
ちょっとしゃれた感じに見えますよね。

私の写真ではわかりにくいのですが、実際はもっとキュウリが透明になりました。
この透明感は、今までなかったものでした。

○和風コールスロー
<材料>
キャベツ  80g
水塩    大さじ1

酢     大さじ1
サラダ油  大さじ1

1、キャベツの葉を食べやすい大きさにちぎり、芯の部分は薄切りにする。

2、密閉できる袋にキャベツと水塩を入れ、袋の上から1分ほど軽くもむ

3、袋の中の空気を抜いて冷蔵庫に入れる。

4、2時間たったら、袋の中に酢とサラダ油を入れ、全体をよく混ぜてなじませる。
2時間置くと、こんなに水が出ました。このまま酢とサラダ油を加えます。

完成!
キャベツがつやつやして、いかにもおいしそう(^▽^)

お酢がちょうどよくなじんで、揚げ物の後に食べたくなりました◎

家庭で作る時には、キュウリもキャベツも使いやすい分量を取り、水塩を加減するといいですね。

ちなみにNHKのHPで、<使いやすい分量>として紹介しているキュウリ160gは約2本分、キャベツ320gは4~6枚分の量となります。

今回の写真のキャベツの量は、キャベツの真ん中あたりを6枚使いました。
けっこう多いと思いますが、キャベツの量が基本の4倍なので、水塩も4倍の大さじ4杯入れています。

作りたい分量に合わせて、野菜も水塩も調整できるのがいいところだと思います。

家族で食べたい時には、朝にまとめて作っておくと、簡単に一品増えるのでうれしいですね。

○豚肉の炒め物
<材料>
豚バラ肉(薄切り)  200g
水塩        大さじ1

1、豚肉を一口大に切る

2、フライパンに火をかける前に豚肉を入れ、水塩を振りかける
豚肉をほぐすように水塩をなじませる

3、豚肉が水塩を吸い取ったら、中火にして炒める。
豚肉に火が通り、濁った脂が出なくなったら完成!

こちらは余分な脂を一切使わないで、水塩だけで調理した豚肉炒めです。

フライパンにくっつくこともなく、きれいに豚肉に焼き色がついています。

味付けも水塩だけというシンプルな料理なのに、豚肉の脂のうまみが引き出されるこの調理法なら、いつでも安定した味付けにすることができますね!

番組ではイノッチが、出演していたお子さんに「おうちで作ってみてね」提案していました。

これなら本当に、夏休み中に子どもだけでも簡単に作れそうですよね。

「これでやきそば作るとおいしいかも!」とも言っていましたから、今週末は我が家でも作ってみようかな♪

水塩を使ってみて

初めて聞いた調味料「水塩」を作ってみると、とっても簡単でした。

塩と水を溶かすだけですし、一度作れば保存ができるという、忙しい主婦には強い味方になりそうな万能調味料でしたね。

塩を使わないご家庭はないと思いますし、冷蔵庫に常備しておきたくなるのではないでしょうか?

いつも味の変わってしまう浅漬けを食べては、「今日はイマイチだね~」と言っている家族にも、これからは「おいしい!」と言ってもらえそうです。

みなさんもぜひお試しくださいね(^-^)

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