DIY大好きな44歳が、暑さ・寒さ・体力と相談しながら部屋の改造に取り組んでいます。
ダイニングのテーブルはいつの間にか古くなって表面がひび割れたり、塗装がはがれたりしていますよね。
我が家は座卓を愛用していますが、10年以上たって表面がぼろぼろになってきました。
子どもたちが小さいころはおもちゃでバンバンたたいていたし、食事以外にお絵かきや宿題でフル回転していた座卓なので無理もありません。
そこでテーブルのリメイクに取り掛かることにしました。
コタツの足を利用してリメイク
以前使っていたテーブルは一見普通の座卓ですが、コタツとしても使えるタイプで、冬になると炬燵布団を挟んで使用していますので、脚はこのまま利用したいと思います。
また、じいじたちが来た時にも狭くないように伸長式にしたいと考えました。
今回の希望をまとめるとこうなります。
- コタツの脚を利用する
- 普段は小さいサイズ
- 6人くらい座れるサイズに伸ばすことができる
- 難しい技は必要ない
- ぐらぐらしない安定感は必須
バタフライ式にするとお誕生席に座る人が窮屈ですし、引き出し式の天板を作る技術はありませんので、みんなが使いやすいように知恵と工夫で乗り切りたいと思います。
材料
コタツの脚が一辺780mmの正方形で、脚の長さは330mmです。このサイズを基本に考えて集成材を2枚接着して天板にします。
ラジアタパイン集成材 15×40×1820 2枚→720mmを2枚、900mmを2枚、200mmを2枚にカット
SPF材 1×4 300mmにカットしたもの4本
飾り板 800mm2本、720mm2本、900mm2本
金折れ(小) 8個
木工用ボンド、紙やすり、隠し釘、タッカー、金づち、ドライバー
材料をカットする工程はホームセンターでお願いして、配達もしてもらいました。
重たい木材を運ぶ体力なし、車なしの私でも、最近のホームセンターはサービスが行き届いているので助かります。
天板を作る
まず天板の接着から始めます。
集成材と言っても毛羽立っていたり反りがあるので、なるべくきれいな面が上になるように確認し、あわせる部分を間違えないようにセロテープの上から目印を書いておきます。
ずれないように並べたら、側面に木工用ボンドを多めにつけて2枚を圧着します。今回は壁際に並べて力いっぱい押し付けましたが、クランプを持っているとよりしっかりと接着できます。
完全にボンドが乾いたらタッカーで中央を止めておきます。タッカーでは正直弱いかな~と不安もありますが、かなりたくさん止めておきました。
次に飾り板を取り付けます。幅の広いものは木端に、狭いものは木口に接着するので間違えないように気をつけました。
木口と木端にボンドをつけてずれないように飾り板を押し付けて、ある程度乾かしたら隠し釘を打ち込みます。
このまま十分乾かしたいので一晩置きました。
翌日隠し釘をたたいて頭を落とすと、ほとんど見えなくなります。
天板全体にやすりをかけて角を落としたり、表面を気がすむまで滑らかにします。
写真は400番のやすりですが、表面が荒い最初は240番を使い、400番で仕上げました。
は~やれやれ。やすりはかければかけるほど手触りが滑らかになる過程が好きなのですが、大物になると全身を使うので疲れます。
伸長したときに使う脚を作る
大人数にも対応できるように市販の6人掛けテーブルを参考にサイズを決定したので、伸長する部分を支える脚が必要になります。
家が狭く余分な脚を保管する場所もないので、収納を兼ねた脚を作ることにしました。
天板と底板は座卓の天板の残りを利用します。
脚の組み立て
まず脚になる1×4を縦に並べて2枚ずつ接着し、棚を置く部分に棚受けをボンドで接着します。
完全に乾いたら天板を接着し、金折れで補強します。
最後に底板をネジで止めます。
背板を取り付けて棚板をボンドで固定します。
全体にやすりをかけて角を丸くして完成です。
小物の組み立ては楽々でいいですね~♪
天板の塗装
組み立ての次は塗装をします。まずは自分の好きな色のワックスでコーティングしました。
ワックスは力を入れて擦りこむときれいに塗れるのですが、これが意外と大変。じわじわと汗をかいてきます。
天板をつなげた部分のスキマをボンドで埋めて平らにしておきます。
水性アクリルニスで塗装する
下準備ができたら水に濡れてもいいようにニスで仕上げます。
色々見てみると「水性アクリルニス」が使いやすそうなのでこちらと、広い面を塗る時に便利と聞いたので「コテハケ」も購入しました。タッパーはハケの大きさに合わせて100均で探しました。
最初にワックスを塗ってしまいニスのノリが悪いかもしれないという不安があるので、しっかりとやすりをかけておきました。
本当は電動のサンダーがあると便利だし、きれいに平らになると思いますが、音とホコリに耐えられないので手動です。1時間以上かけてできる範囲で滑らかにしました。
やすりのホコリが残らないように最後は濡れ雑巾で表面を拭いておきます。
実はニスを使うのは初めて。ここからは緊張します。
タッパーに出したニスをハケに含ませて、一度タッパーのふちで余分をしごいて落とします。
塗る面の端から1列ずつ塗ります。
塗った直後は白っぽく見えますが、徐々に乾くと透明になります。今回は湿度の高い時期に塗ってしまったので、容器に書いてある時間より長めに乾かしました。
乾いたら表面が平らになるようにやすりをかけて、また濡れ雑巾で拭いておきます。
この工程を6回繰り返しました。1620mm×800mmの面を塗るために使ったアクリルニスはこちらです。
300mlを1本と130mlを2本使い切りました。正直なところ何回塗り重ねるかも迷いながらだったので3本買いましたが、使う量がわかっていれば大きいサイズ(300ml)を買っておけば割安だと思います。
塗装が完全に乾くとこんな感じになりました。
ツヤッとピカピカしています。でも「ツヤ消し」タイプを選んだので、それほどテカテカしていないいい感じです。
ニス塗はするーっと伸ばすだけなので力もいりませんし、乾くまで待ち時間も長いので楽々作業です♪
最後の組み立て
さて、ここまでくると残りは最後の組み立てだけ。楽しくてアドレナリンが出てきます。
コタツの脚を利用しているため、内側のスキマを埋めておきたいと思います。材料は100均のベニヤ板と木材で足りました。
我が家ではコタツの下にホットカーペットを敷いていて、実際はこたつの電源を入れることはありません。なのでコタツの電熱部分の上にも板を敷いてしまいました。
※普段コタツとして使う場合は高熱になってしまい危険なので真似しないでください。
こんな感じにカットして敷き詰めます。
接着は強力タイプの両面テープを利用しています。
720×800mmの天板をこの上から接着します。こちらは木工用ボンドと金折れ金具で固定しました。
固定する時のポイントは上の写真のように一部分ずらしておくことです。
普段はこの上に900×800mmの天板を重ねて使います。飾り板がふちにあるのでずれません。
そしてお客さんなど大人数に対応する時には、上に重ねた天板をずらして、作っておいた脚にのせて使います。
こんな感じです。普段は家族4人で使いやすい大きさ、じいじたちが来た時は伸ばして6~7人座れる大きさに変身するというわけです。
写真にはないのですが、伸ばした時に外れないようにするために天板とコタツの脚にダボをはめておきました。一応酔っぱらってふいに動かしても大丈夫だと思います。
今回サイズが大きい天板を探したり、隠し釘やニスを塗ったりと初めての作業が多く失敗続きでしたが、何とか完成してホッとしました。
材料の運搬やカットが最小で済んでいることと、ニス塗りが楽だったので体力的には十分持ちました。大物でも意外とできるものですね♪
これからはこのテーブルをお手入れしながら長く使いたいと思います。
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