不動産の売却は一生に一度という大仕事ですよね。
こちらでは土地の売却に向けて奮闘した、我が家の経験を紹介しています。
私の土地ではなく、私の父の土地なのですが、父が軽度認知症のため私が代理で売却手続きを進めました。
紆余曲折あり、不動産会社に仲介をお願いするところから、最終的な引き渡しまで、なんと1年間もかかってしまいました。
今までの経緯と要所要所で注意したいことなどは別のページでご紹介しています。
今回は4回目。
不動産会社に仲介をお願いしたことについてお話したいと思います。
Aリビング
今回は隣の市にある会社で、中堅の不動産会社Aリビングとの面談です。
最終的に我が家はこのAリビングに仲介をお願いすることに決めました。
その決め手となったのは、営業担当の方の人柄と熱意!なにしろ話しやすい、相談しやすい、こちらの目を見て話してくれる安心感があることでした。
でも初めから好印象だったわけではなく、一つひっかかっていたのは担当者問題。
電話で対応してくれた担当者さんがとても熱心だったので売却を進めることにしたというのに、当の本人が間もなく辞めてしまうと言うのです。
自分は辞めてしまうが面談には上司の人がくるということなので、一応「偉い人が責任もって対応します」体ではありますが、信頼感は一段下がりました。
中堅の会社だし、社員がすぐにやめるようではどうなんだ?と会う前から不信感満杯です。
面談当日
そして当日、来てくれたのは30代のベテラン営業マン。不動産会社というよりも近所の御用聞きさんという感じの人当たりの良さですが、いただいた名刺には「所長」と書いてあります。(本当に偉い人きた~)
この時いただいた資料というのは、会社の概要や不動産売却の流れなどが書いてあるものでしたので、まあ、フツ―という印象。
一通りの説明を聞いても大体はS不動産販売と変わりなく、査定額は相場の通りだと感じました。
違ったことは「もっと高く売れると思いますよ」と言ってくれたこと。
初めから高く査定を出して期待させるのではなくて、相場を理解しつつ「営業として頑張ります」という姿勢を見せてくれたことが信頼感につながりました。
また同席してくれた夫と話が盛り上がったこともよかったです。
なんというか話の柔らかい人で、色々な売却例を教えてくれたり苦労話なんかもしてくれて、「わからないことは何でも聞いてください」と言ってくれましたし、本当に何でも経験していそうな安心感がありました。
不動産会社というと利益重視というイメージがあり身構えていましたが、売り主である私たちをきちんと見てくれると感じたのがポイントアップでした。
Aリビングの営業さんと話してみた印象・感想
面談後に感じた私たちの印象をまとめてみます。
○会社としての信用・・・中堅なのでそこそこ。担当者さんも変わるし大丈夫?という印象。
○営業の方の人柄・・・気さくな御用聞きさんというイメージ。こちらの要望は細かく聞いてくれて、相場とすり合わせて「例えばこんな売り方もありますよ」と提案してくれた。経験が豊富なので「できる」「できない」をはっきり教えてくれる。
○査定額・・・相場並み。周辺の成約事例とそれほど変わりない。希望の0.8倍
○売り出し価格・・・査定額の1.2倍。これは希望通りの額で出してもらえるとのこと。
担当の方は全体的に好印象ですが、売却を実際に任せるかどうかは査定と相場を照らし合わせてどうかというところでした。
正直大手の方が信頼感がありましたし、大きい方が安心という漠然としたイメージにとらわれていたので面談後の時点では決めかねていました。
面談の最後は「依頼するかどうか検討したいので1週間後に連絡します」と伝えておくと余裕があっていいと思います。
翌週、仲介を依頼
この次の週に最後の不動産会社との面談をしました。Tリバブルです。
始めはTリバブルに仲介を依頼することに決めたのですが、Aリビングさんに断りの電話を入れた時にどんでん返しが起きました!
断った時には快く承諾してくれたのですが、その後雑談として「どこに決めましたか?」と聞かれたので正直にTリバブルであることや、あんしん仲介保証の話をしました。
すると保証の内容がうちにとってはあまり重要でないことがわかってしまったのです。また保証を受ける時には売り出し価格の上限が決められてしまうことを話したら、
「希望よりも低くないですか?もったいないですよ。」と言ってくれたんです。
この時無理に自分の会社に引っ張ろうとしている感じが全くなかったので、他にも疑問に思っていたことを率直に聞いているうちに、やっぱり「人」が一番だなと感じてしまいました。
大手だからとか、保証があるからとか形にこだわるよりも、信頼できる人にお願いしたいと思い、一度は断っておきながらAリビングさんに仲介を依頼することになりました。
迷いに迷って失礼なことをしたなあと思いましたが、1年後に後悔しなくて済んだのはこの時の決断のおかげと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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