戸籍謄本「取り寄せ」と「窓口受け取り」を徹底比較!お得はどっち?

手続き・節約

アラフォーともなりますと、実家との付き合い方が密になってきますね。

特にうちの場合は、父の介護があるので、実家へ通う日々が続いています。

そんな中、DIYの時間を確保するためには、少しでも余計な時間を節約したい。

でも必要な手続きが目白押しという時、頼れるものは賢く頼りましょう。

ちょうど先日、必要な書類をそろえる機会がありましたので、実際に私がした手順をふまえてご紹介します。

戸籍謄本・住民票の郵送取り寄せ

先日、父の成年後見人になるための手続きを始めるにあたって、いくつか書類をそろえなくてはならなくなりました。

取り寄せなくてはいけない書類は、父の戸籍謄本、住民票、私の戸籍謄本、住民票、などです。

ちなみに戸籍謄本は、同じ戸籍に入っている全員の名前と情報が入っています。
戸籍抄本はその人個人の情報しか入っていません。

成年後見で必要となるのは、戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)ですので、お間違えのないように。

父も私も、本籍地と住所地が別々なので、それぞれの役所に取りに行かなくてはなりません。

これ、かなり面倒ですよね…
一か所の役所に集まっていればいいのですが、遠くの場合は1日では終わりません。

とりあえず最初に父の本籍のある東京都内の区役所に郵送取り寄せを依頼します。届くまで1週間ほどかかるので、その間に近場の市役所に行く段取りにしました。

郵送での取り寄せの手順


1、申請書を記入する
2、申請に必要な書類をそろえる
3、郵送する
4、1週間~10日ほど待つ

まずは戸籍なら本人の本籍地、住民票なら本人の住所地の区役所、市役所のHPを確認します。

その時に「申請できる人」という項目もチェックしておきましょう。

家族であれば問題ないのですが、関係がより近い人の方が、必要な書類が少なくて済みます。

<申請できる人>
本人及び同じ戸籍に記載されている方⇒戸籍謄本の場合、父と、配偶者である母が記載されています。

必要な戸籍に記載されている方の配偶者⇒戸籍抄本の場合、個人の情報なので、本人以外は記載されません。

必要な戸籍に記載されている方の直系の血族⇒私の場合は、結婚して父の戸籍から抜けましたが、娘なのでこちらに当たります。

正当な理由があって戸籍謄本を交付申請する方⇒司法書士さんなど、専門の方に依頼する場合などはこちらになります。

1、申請書を記入する

次に申請書を印刷します。

我が家はプリンタがないので、面倒ですが、手書きにしました。
HPを見ながら、必要な名前や住所を記入します。

私は、一応申請書の通りに枠線を引いて、ほぼ同じ書類を作成しました。
こんなに手間をかけなくても、内容に不足がなければ大丈夫だそうなので、下の➀~⑤までを箇条書きにしましょう。

本籍地の住所、筆頭者の氏名⇒父の「本籍地の住所」と、筆頭者である「父の名前」

必要な証明書の種類、数⇒「戸籍全部事項証明書 1通」

申請者の氏名、住所、筆頭者との関係⇒「母の名前と住所」、「配偶者」あるいは「妻」と記入

昼間連絡の取れる電話番号⇒自宅か携帯

申請理由⇒家族なので不要でした。書く場合は「成年後見制度の手続きのため」など。

今回、申請書を作成したのは私ですが、書類上は母の名前で作成しました。

というのも、私は父の戸籍にいないので「父との関係を証明するための書類」が必要になるからです。
例えば私の戸籍謄本とかですね。

しかし、この時点ではまだ用意していなかったので、同じ戸籍にいる母の名前にしてもらいました。

戸籍謄本に名前が記載されている人や、同じ市内に本籍地があって市役所で確認の取れる人であれば、「父との関係を証明するための書類」は不要となります。

配偶者である母は、父と同じ戸籍謄本に記載されていますので、余計な証明書は不要なんですね。

また、申請理由を書く欄がありますが、こちらも<申請できる人>の➀~➂であれば必要ありません。

今回も必要ないので、空欄のまま提出します。

申請に必要な書類をそろえる

申請に必要な書類は次の通りです。

本人確認書類⇒父の運転免許証をコピーしました

申請者の本人確認書類⇒母の健康保険証をコピーしました

手数料⇒郵送申請では、定額小為替で料金を支払います。こちらは郵便局で購入できます。あるいは現金書留で送ります

返信用封筒⇒実家の住所(戸籍謄本の本人の住所)を記入した返信用封筒に、切手を貼って同封します

➄申請書⇒上記の通り、記入済の申請書

郵送し、待つ

免許証や保険証のコピーをコンビニに取りに行くついでに、郵便局で定額小為替を買ってきました。
どちらも歩いて行かれる範囲でしたので、実質の作業時間は、20分程度でしょうか。

必要な書類➀~⑤までがすべてそろったら、区役所の住所を書いた封筒に入れ、ポストへイン。
ポストへ入れた後は1週間~10日ほど待つだけです。

◎ここで郵送取り寄せにかかった費用と時間をまとめておきます。

コピー代ー20円
返信用切手ー82円⇒今回は82円を貼りましたが、必要な証明書の数によっては多めに入れておくことをおすすめします。多かった場合は、お釣りとして切手を送り返してくれることが多いです。
送信用切手ー82円
定額小為替代ー450円+100円⇒定額小為替を購入するときには手数料として100円かかります

総額  734円
時間  約30分(作業時間)+1週間(待ち時間)

◎これを窓口受け取りにした場合の費用はというと…

交通費往復ー740円~1414円⇒検索した最安と最高値です。
戸籍謄本手数料ー450円

総額  1190円~1864円
時間  98分~134分(家から区役所まで往復)+区役所での待ち時間

 

窓口での受け取り


さて、父の戸籍謄本の到着を待つ間に、他の書類を用意します。
今回父の住民票は母にお願いして、市役所に取りに行ってもらいました。
こちらは自転車で行かれる距離です。

私は本籍地のある隣の市で戸籍謄本と、今住んでいる市の市役所で住民票をもらいに行きました。どちらも電車で行きます。

今は戸籍謄本の申請に印鑑も必要ないので、持って行くものは交通費、手数料、本人確認書類(免許証、保険証など)です。

市役所の窓口での手順

1、窓口で申請書をもらう
2、必要事項を記入し、窓口に提出する
3、番号札が表示されるか、窓口で呼ばれたら、手数料を払い受け取る
4、書類の内容に間違いがなければ完了

面倒ではありますが、うまくすれば午前中に終わるだろう、と軽く考えていました。

しかし、ここで予期せぬ出来事が!!

本籍地の市役所が、移転していたんです!
なんと駅から10分歩いて来た道を逆戻りして、そこからさらに10分歩く場所に、仮庁舎があるとの事でした。

なんてこった…⤵⤵⤵
こんなことならあらかじめ、HPで確認するべきでした。

市役所なら慣れているし、確認するまでもないと高をくくっていたのが間違いでした。

5月にしては暑い暑い快晴の下、とぼとぼと元来た道を歩きましたとさ。

仮庁舎に到着するころには汗だくになり、お茶を飲んで落ち着いてから書類を申請。

家を出たのが10時だったので、午前中には余裕で終わるつもりで行きましたが、なんとお昼をすぎてしまいました。

思わぬ移転で歩く距離が長くなったことと、交付窓口が混んでいたことが理由かと思います。

◎ここで市役所での証明書の受け取りにかかった費用をまとめておきます。

交通費往復ー432円
戸籍謄本手数料ー450円

総額   882円
時間   約78分(今回のトラブルでの遠回りは計算に入れていません)

◎これを郵送で取り寄せした場合の費用と時間はというと…

コピー代ー10円⇒申請者と戸籍謄本の本人が一致しているので、本人確認書類が一つのため
返信用切手ー82円
送信用切手ー82円
定額小為替代ー450円+100円

総額   724円
時間   約30分(作業時間)+約1週間(待ち時間)

 

郵送と窓口、判定は!?

<父の戸籍謄本>

郵送取り寄せ   総額  734円
         時間  約30分+約1週間

窓口受け取り   総額  1190円~1864円
         時間  98分~134分+区役所での待ち時間

<私の戸籍謄本>

郵送取り寄せ   総額   724円
         時間   約30分+約1週間

窓口受け取り   総額   882円
         時間   約78分+市役所での待ち時間

 

判定は、断然郵送での取り寄せをおすすめします!

戸籍謄本を2か所で申請した結果、役所が遠い場合の費用の差が歴然と出ましたね。実際これだけでもメリットです。

もうひとつの理由は、やっぱり労力の差ですね。

今回のように予想外の出来事があると、その場で対応しないといけないというのはつらいです。正直、気持ちが萎えます。

ただ、たとえ予想外のことがなくても、私は郵送での取り寄せをおすすめしたいと思います。

忙しい平日の時間を割くのですから、実際の作業時間が30分ほどで済むというのは、かなりのメリットであると思います。

市役所に電車で行かなくてはいけない、駅から距離がある、本籍地と住所地が別、という条件の下、今回のような結果になりました。

それぞれの方で条件は違うと思いますが、市役所がもっと遠い場合、費用も労力ももっとかかりますよね。

市役所まで一駅でも電車を使うという方なら、同じような結果になるのではないでしょうか。

私の場合、自分の戸籍謄本を窓口で受け取った後に、その足で住民票ももらいに行きました。

予想外の距離を歩いた後に、別の市役所へ行き、また待たされる、というのは、けっこうなストレスでしたね。

こちらはいつもの場所にいてくれましたが、終わった後に時計を見ると、腹減りの午後1時半になっていました。

郵送の場合、すべてが近場で済みますので、これらの労力やストレスとは無縁です。

今回の場合ですが、実際の戸籍謄本は5日後に実家に届きました。

郵送した書類に不備がある場合は、役所から電話があり、足りない書類などを追送することになりますので、送る書類はよく確認して送ることが大切だと思います。

ということで・・・まとめ

1週間以内に必要な時だけ⇒窓口受け取り
急がない、時間に余裕がある⇒いつでも郵送での取り寄せ

これが一番おすすめに、決定!!

市役所で待つ時間も、かかる労力も、忙しい主婦にとってはもったいない。
郵送手続きを賢く利用して、余った体力は趣味やDIYに使って、楽しく過ごしませんか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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