子どもの頃のアトピーが主婦になってから再発し、冬は極度の乾燥肌に悩んでいます。
肌に触れる物は天然のものがいいと思い、石鹸や衣類の洗剤にも気をつけていますが、それでも肌のつっぱる感覚があります。
主婦なのであまり自分の美容にお金はかけられません。
今回は簡単でしかもゼロ円の乾燥肌対策をご紹介します。
米のとぎ汁で洗顔
空気が乾燥してくる秋冬は、いつも手がカサカサしていてつらいです(><)
こまめにハンドクリームを塗ってもすぐに乾いてしまうし、買い物に行くと寒風に吹かれてガサガサに…
当然顔も乾燥しているので、洗顔後はパリパリとつっぱる感覚があります。
角質を傷つけないように、優しく泡洗顔と気をつけてはいるのですが、年齢のせいもあるので仕方ないとあきらめ気味でした。
そんな時、数年前に食事を変えることを決意し、我が家では玄米を購入するようになりました。
すべて玄米はつらいので、精米機も買って気分で分搗き米にしています。
そこで大量に出るようになった米糠に目をつけました。
糠漬けにしても余るくらいあるので、美容にも利用しない手はありません。
油を吸着
そもそも米糠は江戸時代から体を洗うときや洗濯に利用されていたものです。
米糠に含まれる成分は、油を吸着して汚れを落とす力が強いというのです。
試しに米のとぎ汁を桶に溜めておいて、食事の後の食器を浸けてみてください。
油が溶けるのか分解されるのか、洗剤をつけていないのに”キュッ”とする感触がわかりますよ。
天然の保湿成分
しかもうれしいのは、米糠は肌の潤いを守ってくれるということ!
皮膚にはセラミドという成分があり、肌細胞の隙間で水分を保つ働きをしています。
アトピー性皮膚炎の患者の肌には、このセラミドが少なくなっているという研究があるのです。
肌の乾燥を防ぐためには水分を保つことが大切ですが、セラミド自体が少なくなってしまうと、いくら化粧水をつけたり水を飲んだりしても肌の潤いを保つことができません。
洗顔後に肌がつっぱるのも、クリームをつけても手がガサガサするのも、セラミドが少ないことが関係するのですね。
私のアトピーは一度子どもの時に治ったのですが、秋冬はいつも乾燥してしまいますし、主婦になって再発してからは夏でも水仕事の後はカサッとしています。
やはり体質的に肌の潤いを保つことが難しいのではないかと思います。
米のとぎ汁にはこのセラミドが含まれています。
肌につけることで皮膚内部に浸透すると、毎日セラミドを補うことになりますよね。
セラミドはアトピー以外にも肌トラブルや、年齢によっても失われやすいので、以前よりも乾燥が気になるという時にはおすすめですよ。
米のとぎ汁洗顔の方法
米糠がなくてもできるのが、米のとぎ汁を利用する洗顔です。
とぎ汁にも米糠と同じ成分が溶けだしているので、汚れを落として潤う力は変わりません。
私の場合は前日の夜にお弁当用のお米をとぎますので、準備は前日から始まります。
1、必要な量のお米を測りボウルに入れる。
2、水を注ぎ、軽くかき混ぜたらすぐに捨てる。(1杯目の水は汚れが入るので捨てます)
3、再び水を注ぎ、水が白くなるまでかき混ぜる。
(激しくすると米がつぶれるので、軽くかき混ぜる程度で大丈夫です)
4、この白いとぎ汁を、きれいなボウルやボトルに取っておく。
(お米や殻の部分が入らないように、茶こしを置いておくと便利◎)
5、洗面器に米のとぎ汁を入れ、1.5倍くらいに薄める。
6、手の平ですくって、こすらないように洗顔する。
7、最後はきれいな水で洗い流す。
私の場合は小鼻などの脂が気になる部分だけ、指で軽くこすります。
とぎ汁は油を吸着する力があるので、夏の汗ばむ季節も運動の後にもさっぱりしますよ。
でもあまりにこすりすぎると刺激が強くなるので、基本的にはパシャパシャと浴びるように洗顔することがおすすめです。
洗い上がりはさっぱりして、でもつっぱる感じはしませんので、慌てて化粧水をつけなくても大丈夫です。
顔も体も夜の間に乾燥してけっこうカサカサになっているんですよね。
それがとぎ汁で洗う間に、皮膚が閉じるというか、手の平に当たるカサカサ感がなくなってくる感じがあります。
私は朝の洗顔に米のとぎ汁を使っているのですが、つるっとする感覚があるので、石鹸は使わなくても十分です。
米のとぎ汁洗顔の注意点
毎日続けたい米のとぎ汁洗顔ですが、注意してほしいこともあるのでまとめておきます。
○アレルギーがないことを確認する
肌の弱い方は様々な刺激に敏感ですよね。
私の場合は鶏卵のアレルギーですが、米にもアレルギー反応を示す方もいます。
米のとぎ汁の成分にアレルギー反応が出ることもありますので、必ず確認してから行ってください。皮膚科で調べてもらうことが確実です。
また米のとぎ汁を肘の内側などにつけて、上から絆創膏を貼ると簡単なパッチテストになります。
そのまま24時間すごして異常がなければ大丈夫かと思います。
天然の成分を活用する美容方法は、何か起きても自己責任になってしまいますので、あらかじめ確認しておきましょう。
○異常を感じたら中止する
米のとぎ汁を数分静かに置いておくと、底に細かい粒子がたまります。
この粒子も肌に効果的な成分を含むのですが、逆に刺激となる場合もあります。
敏感な状態の肌にこの粒子が当たることで、角質を傷つけてしまうからです。
毎日続けて肌に赤みが出たり、ピリピリとした刺激を感じたら、すぐに中止してください。
症状がひどい時には皮膚科を受診しましょう。
○最後はきれいな水でよく洗う
洗顔の最後はきれいな水でよく洗いますが、米のとぎ汁の時も同じです。
とぎ汁が乾くと、白い粉が肌に残ってしまうので、洗い残しがないようによく流してください。
また肌と同様に、使った洗面器や洗面台もきれいに流すことをおすすめします。
私もよくやってしまうのですが、洗面器を洗い忘れると、周りに白い粉がつきはじめます(--;)
洗面器はお風呂場に置いておくので、汚れにカビがついても困りますよね。
なので、とぎ汁洗顔をしているときには、特に注意してお掃除をするようにしています。
まあ普通に洗っていれば大丈夫なのですが、うっかりすることが多いので(^^)
最後に
冬の乾燥の季節はつらいですよね。
私も毎年気をつけてはいるものの、お風呂上がりに全身クリームをつけなくてはいけないので、正直面倒です。
でも洗顔を米のとぎ汁にすると、ファンデーションが浮いたり、粉が吹いたりというほどひどい状態にはならないので、かなり楽になっています。
米のとぎ汁洗顔は米糠がなくてもできるので、より手軽に試すことができますね。
乾燥した肌はとても敏感な状態なので、少しでも保湿できるように肌の状態を整えていきたいと思います。
米をとぐついでにできる「米のとぎ汁洗顔」
とっても手軽で簡単なので、ぜひ試してみてください。
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