英語リスニングの壁はリンキング⁈パターンを知れば聞き取りやすくなる

私は40歳を過ぎてから英語の勉強を再開し、50歳までにTOEIC900点超えを目指してきました。

すでに昨年50の大台を迎えましたが、現在のスコアは890が最高得点で目標には一歩及ばず。しかもスピーキングはといえばペラペラ話す目標にはほど遠い…

このブログではTOEIC900点越えを目指すアラフィフの四苦八苦の様子と毎日の勉強実績、また役に立った英語学習法などなど英語にまつわるあれこれをご紹介しています。

今回はやってしまったリスニングのミスと、その克服法をご紹介します。

聞き取りにくさの理由

今週のTOEIC対策問題の中で「やられた~」と思った問題がありました。Part2の中の問題文です。

Would you like our installation service for your cabinet?

installation service…取付サービス
cabinet…キャビネット、棚
「キャビネットの取り付けサービスはいかがですか?」

abceedより引用

単純に読むだけならそれほど難しくない問題かと思います。

しかしリスニングになると全く違う意味に聞こえました。

”like our”の部分がつながってしまい、頭の中で”like car”と変換されてしまったのです。

英語リスニングで難しいことは話すスピードが早すぎることと、単語同士がつながって別の言葉に聞こえてしまうことではないでしょうか。

この問題でも私の頭の中では”car installation service”と聞こえてしまったため、「車に関する取り付けサービス」と訳しました。

後ろに”for your cabinet”と続きますが、恥ずかしいことにキャンピングカー的な何かを連想し、車の中にキャビネットを取り付けると思い込んでいましたΣ( ̄ロ ̄lll)

問題文を誤訳してしまうと答えも当然間違えますよね…

リンキングを意識したリスニング対策を

リスニング対策としてはとにかくたくさんの会話やスピーチを聞いて耳を慣らすこと、シャドウイングで同じように発音できるまで繰り返すこと、聞いたまま書き起こすディクテーションなどの練習方法があります。

先ほどのように単語同士がつながって聞こえることを「リエゾン」または「リンキング」と呼びますが、単に聞くだけでは克服は難しいと感じます。

そのため聞こえた音を文字に書き起こすディクテーションを習慣にするといいでしょう。

実際に私も普段からリスニング対策としてディクテーションをしていますが、特にa,an,theといった冠詞は落としやすいです。

正直なところ会話では冠詞を聞き落としたからといって困ることはありませんし、自分が冠詞を間違えても注意されることはありません。

しかし冠詞と次の単語がくっついて別の言葉に聞こえてしまうと話は別です。

例えば”an apple”は「アン アップル」ではなく「アナポー」のように聞こえますよね。

”an orange”は「アノーレンジ」のようになります。

単語は知っているのに聞くとわからないという問題はこうして起こります。

リンキングしやすいパターン

ではどんな時にリンキングしやすいか見ていきましょう。

1.前の単語が子音で終わり後ろの単語が母音から始まる場合はリンキングが起こりやすい

  • talk ablut トーバウト
  • fall in フォー
  • run out of ラ

2.英語の音声では子音のyも母音の仲間に入るため、後ろの単語がyから始まる場合も同様

  • Thank you. サンキュ
  • hold you ホウジュ
  • get you ゲッチュ

3.前の単語の最後がeで終わる場合はeを発音しないため、1.と同じく後ろの単語が母音で始まる場合はリンキング

  • make up  メイップ
  • come up with カップウィズ
  • Have a nice day. ハヴァナイスデイ

4.前の単語の最後が破裂音(d k p t など)の場合は続く単語の最初が母音でも子音でも音が一つにまとまりやすい

  • drop by ドロッ
  • good day グッ
  • put it down プティウン
  • look at it ルッティ

リンキングを意識すればリスニングのコツがつかめる!

英語は日本語と違い、1つ1つの音のつながりが強い言語です。

そのため会話になると単語同士がくっついて発音が変化しやすいことを意識してリスニングに臨むことが大切です。

冠詞や前置詞(in、on、aboutなど)は元々短い単語なので聞こえにくい上に、母音から始まるものが多いため、ほぼリンキングしてしまうと言えるでしょう。

リスニング練習としてシャドウイングやディクテーションをするときには必ずスクリプトを用意して音と文字を照らし合わせていきましょう。

すると音がつながってくっついている部分=リンキングしている部分が見つかるはずです。

最初は時間がかかりますが、慣れるとリンキングしやすい部分を覚えてしまうため聞くのも話すのも楽になります。

コツをつかんでリスニング向上を狙いましょう♬

 

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