昔から映画・ドラマが好きです。子持ちの主婦になった今も新旧問わずレンタルや劇場での
映画鑑賞を楽しんでいます。
レンタルは毎週2本くらいなので大して多いわけではありません。あまりにも多いと時間に追われてしまうので、自分のペースで見ることを楽しんでいます。
こちらでは最近レンタルした映画や最新の映画の感想等をまとめています。レンタルするときの参考にしていただけると幸いです。
基本的にネタバレはしないように気をつけます。ですが、ヒントになることは書いてしまうかもしれません。気になる方は読まずにお通りください。
catch me if you can
今週は大成功~でした♪
やっぱり時々は失敗したなあという映画に出会うこともあるので、そんな週は元気が出ない気がします。
しかし先日借りて観た「キャッチミーイフユーキャン」はおもしろかった!安定のトムハンクスという感じ◎
特に10,20代の男子には観てほしいほど、詐欺の手口が鮮やかです。と言っても決して詐欺を進めたいわけではなく、見ていてスカッとするという意味です。
パイロットや医者、弁護士になりきったフランクを誰も怪しむことなく、時には称賛しながら大金を渡してしまう。口がうまくて愛嬌のあるフランクのような詐欺師なら騙されても仕方ないと思ってしまいます。
アラフォー女性なら息子や年下の男性と一緒に見る時におすすめの1本です。
「キャッチミーイフユーキャン」あらすじ
1963年アメリカ。フランクwアバグネイルJr少年は資産家の集まるパーティでの父親の晴れ姿を誇らしく思い、スピーチを心に焼き付けていた。
実業家として成功した父だが、その後脱税容疑をかけられ、さらに事業も失敗し家を追われることになる。
成功から一転、家族で小さなアパート暮らしとなったフランク少年は両親の離婚というつらい事実を受け止めきれずに家を飛び出してしまう。
この経験から「お金さえあれば以前のように温かい家庭を取り戻すことができる」という気持ちを強くし、父からもらった小切手の換金をもくろむが残高不足のために断られてしまう。
行き詰ったフランクが目にしたのは人気者のパイロットたち。子どもたちの憧れの的であるパイロットになり済ますことができれば金を手にすることができる…
パイロットの制服を手に入れ銀行に行くと、簡単に高額の小切手が換金され、自分に握手を求める行員までいた。
さらに飛行機のただ乗りを繰り返しアメリカ各地で換金を続けたフランク少年は、いつしか「空のジェームスボンド」と名付けられ、FBIに追われる詐欺師になってしまっていた。
FBIの中心として捜査を進めるのはカール・ハンラティ。彼はフランクの宿泊するホテルをつきとめたのだが、すんでのところで逃げられてしまう。
それ以来二人の追いかけっこが始まった。
パイロットから医師、弁護士と姿と名前を変え続けるフランクはやがて看護師のブレンダと結婚して自分の家庭を持ちたいと願うようになるが、結婚パーティ当日にカールが乗り込んでくる。
フランクを執拗に追い続けるカールの手から逃れるためついにフランスまで逃亡するのだが、その先に待っていたのはフランス警察による逮捕だった。
やっとフランクを捕まえたもののカールの思いは複雑だった。長年追いかけたフランクに対して愛情とも言える気持ちが芽生えていた彼は、フランクに対して思いもかけない条件をつけるのだった。
主な登場人物・スタッフ
- 監督・・・スティーブン・スピルバーグ
- フランクWアバグネイルJr・・・レオナルド・ディカプリオ
- カール・ハンラティ・・・トム・ハンクス
- フランクWアバグネイル・・・クリストファー・ウォーケン
- ポーラ・アバグネイル・・・ナタリー・バイ
- ブレンダ・ストロング・・・エイミー・アダムス
「スピルバーグといえばSF」と思いこんでいた私としては、こんなに素敵なヒューマンドラマを作っていたなんて!と驚きました。
主演は「タイタニック」で日本でレオ様として人気を集めたレオナルドディカプリオ。今では40歳をすぎ、ヒゲも似合うダンディーですが、この作品ではあどけない表情の10代を演じています。
フランクを追うカールをトムハンクスが演じていますが、犯罪者として追っているはずのフランクを陰から支える大人の男性を見事に表現していると感じました。
おすすめポイント
1、父のセクシーさ
個人的に推したいのはフランクの父であるフランクWアバグネイルを演じたクリストファー・ウォーケンのセクシーな瞳です!
私がおじさん好きなだけですが、落ちぶれていく父の切ない瞳がたまらなくセクシーなのです。
事業の失敗を脱税のせいにしたり、すぐにうまくいくと言ってみたり、はっきり言って言い訳ばかりのお父さんです。でも口がうまくて憎めない愛嬌の良さはJr.に受け継がれ、天才詐欺師の土台となっていると思います。
2、フランクの心の闇
フランクは詐欺師としていくら大金を手にしても一番欲しいものは手に入りません。以前のような温かい家庭は父の事業の失敗と母の浮気によって壊れてしまいました。
逮捕され父が亡くなったことを知り逃げ出したフランクが向かった先は再婚した母の元。しかしそこに自分の居場所はなく、とうとう諦めてカールに連れられていくフランク…
フランクが求めたものはお金でも成功でもなく、ただ父と母のいる家だったのに、と考えると切なくてたまりませんね。
3、運命の残酷さとおもしろさ
フランクは司法試験に合格してしまうほど頭がよく、紙や印刷の知識にかけてはFBIも舌を巻くほどでした。
始めからこの頭脳を生かした仕事につければ罪を重ねることもなかったと思うと運命の残酷さを感じますが、詐欺師になったからこそカールと出会えたと思うと運命のおもしろさも感じることができます。
すべての世代に見てほしい
「キャッチミーイフユーキャン」は天才詐欺師の物語ですが、家庭を失って寂しい気持ちを持て余した男の子を描いた作品でもあります。
同年代の男子は反抗期でもあると思いますが、この映画を見ると当たり前のようにある家族を見る目が変わるのではないでしょうか。
もちろんカールだけでなく、彼を見守るカールの気持ちで見ることもできるので、親から子まですべての世代に向けたヒューマンドラマだと感じました。
詐欺の手口にスカッとしたい時や、家庭の大切さを感じたい時にぜひ見てほしいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加していますので、よろしければポチッとクリックしていただくと、とても嬉しいです^^
にほんブログ村
コメント